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2026/6/24 / お知らせ・活動レポート

日高お知らせ・活動報告関係機関看護小規模多機能型居宅介護事業所リガレッセ豊岡市・姫路市・茨木市・加西市法人全体ブラッシュアップセミナー
ブラッシュアップセミナーvol.2 サムネイル

【第18回ブラッシュアップセミナー】精神科訪問看護の実際 2026.5

〜私たちは“できないこと”を見るのか、“その人の力”を見るのか〜

リガレッセブラッシュアップセミナーとは

リガレッセでは、全スタッフ約60名を対象とした社内勉強会「ブラッシュアップセミナー」を定期的に開催しています。各事業所をオンラインでつなぎながら、職種の壁を越えて学び合うこの場は、日常のケアをより深く、より丁寧なものにしていくための大切な時間です。


精神科訪問看護の実際 〜ストレングスモデル・リカバリー志向〜

2026年度第2回目となる今回は、訪問看護に携わる看護師が講師を務め、「精神科訪問看護」をテーマに学びました。

私たちの多くは、「問題解決モデル」を学んできました。その人の困りごとを見つけ、原因を探り、解決策を立てて実践する——急なケガや病気には、とても有効な考え方です。

けれど、長く付き合っていく慢性期のケアでは、それだけでは立ち行かないことがあります。「できないこと」を数えるほど、その人もケアする側も、苦しくなってしまう。そこで大切になるのが、もうひとつの視点——ストレングスモデルでした。


“問題”より、“可能性”を

ストレングスモデルとは、ひとことで言えば「その人の強みに目を向ける」考え方です。

問題よりも可能性を。できないことよりも、その人がこれまで培ってきた力や、好きなこと、やってみたいことを。そこに光を当てることで、その人らしい暮らしを取り戻していく道のりに、私たちは伴走できるのではないか——。

ただし、強みだけを見ればいいというわけでもありません。今回の発表では、困りごとにもきちんと向き合いながら、同時に強みも活かしていく。「課題」と「強み」の両方を見るハイブリッドな視点こそが、その人の回復につながっていく、と共有されました。
(参考文献 萱間真美;リカバリー・退院支援・地域連携のためを支えるストレングスモデル実践活用術,医学書院,2016.)


“その人を知る”ことから、すべては始まる

発表では、ある利用者様との関わりが紹介されました(プライバシー保護のため、詳細は伏せています)。

最初は不安や戸惑いの言葉が多かった方が、少しずつ、ご自身の得意だったことや、好きなことを口にされるようになっていく。その変化のきっかけは、特別な技術ではありませんでした。あたたかな眼差しで、やわらかく言葉を交わし、その人の語りに耳を傾けること。「この人はどんな人なのか」を知ろうとすることから、すべてが始まっていました。

好きだったこと、続けてきた手仕事、家族とのつながり。そうした一つひとつの「その人の力」を手がかりに、暮らしの中の役割や楽しみが、ゆっくりと戻っていく。その過程に寄り添い続ける姿が、そこにはありました。


チームで、家族とともに支える

精神科訪問看護は、看護師だけで完結するものではありません。

ご家族との関わり、他のサービスとの連携、そして職種を越えたチームでの支え合い。発表の後半では、各事業所から「協力的なご家族ばかりではない中で、どう関わっていくか」「医療になかなかつながれない方に、どう寄り添うか」といった切実な問いが寄せられ、活発な議論が交わされました。

代表からは、人と人とが信頼を築いていくうえで大切にしたい関わり方——「手を貸す・心をかける・教える・肯定する」という視点が共有されました。焦らず、その人やご家族の存在を肯定しながら、時間をかけて関係を育んでいくこと。その積み重ねが、地域で安心して暮らし続けるための支えになっていきます。


学び続けるチームであること

リガレッセのブラッシュアップセミナーは、特定の職種だけのものではありません。看護師・理学/作業療法士・介護支援専門員・介護士・管理栄養士・調理スタッフ・クラーク(事務スタッフ)——それぞれの立場から同じテーマを学ぶことで、チームとしての共通言語と視点が育まれていきます。「もっとよくしたい」という気持ちを、学びという行動に変え続けること。それが、利用者様の生活と人生を支える力になると、私たちは信じています。

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